こちらでは遠州流のさまざまな話題をお伝えします。
大野町総合町民センターにおいて、夏休み子ども「いけ花」教室を開催しました。
日本の伝統文化 いけ花の歴史を学び、自然と出生をよく考え一瓶に生けました。
作品の一部を紹介します。
🌻8月17日
小学4〜6年生対象
花題:盛花を生ける
🌻8月18日
中学生対象
花題:水辺の植物を生ける
様々な質問もあり、大変有意義ないけ花教室となりました。
令和6年4月22日、奥伝免許研究会で玉川の里研修に出かけました。
「三玉川を尋ねる」というテーマです。
各々、平安時代より詩歌に読まれた六玉川の景勝地で、多くの歌が残されています。
又浮世絵にも風流六玉川として数多く描かれています。
「いけ花」においては、歌の情景・心を表現すべく口伝の花として継承されて来ました。
今回の摂津・井手・野路の三玉川に臨み、いにしえに想いを廻らすことが出来た感慨深い研修でした。
高槻市玉川2丁目
松風の音だに秋はさびしきに
衣うつなり 玉川の里
源 俊頼(千載和歌集)
〜手杵に松・楓を生ける〜
京都府綴喜(つづき)郡井出町大字井手
駒とめて なほ水かわん山吹の
花のつゆそふ 井出の玉川
藤原俊成(新古今和歌集)
〜馬盥(ばだらい)に轡留(くつわどめ)で山吹を生ける〜
草津市野路町4丁目3−26
あすもこん 野路の玉川 萩こえて
いろなる浪に月やどりけり
源俊頼(千載和歌集)
〜広口水盤に萩を水くぐりに生ける〜